ディープリンパ施術について-Column-
ディープリンパって?
出張マッサージファンにはおなじみの「リンパマッサージ」。
専用オイルを使ったリンパマッサージはとても気持ちいい施術ですが、なぜあんなに癒されるのでしょうか?
人間の体内には毛細血管が張り巡らされていますが、そこから周囲の細胞に水分やタンパク質などの老廃物が絶えず漏れ出しています。
その老廃物を心臓に向かって運ぶ役割を果たしているのがリンパ液。
リンパ球という白血球の一種を含む液体です。
このリンパ液が流れる管を「リンパ管」と言いいます。
血管と同じく、ほぼ全身に分布しています。
さらに、リンパ管には「リンパ節」という箇所があり、血液内に細菌などの不純物質を入れないように関所のような働きをしています。
リンパ節は疲労物質や脂肪などの老廃物が集まる場所であり、体内におけるいわばゴミ箱のような働きをしている器官なのです。
リンパマッサージの役割
通常、リンパ液は筋肉を動かすことで体内を流れます。
しかし運動不足だったり、長時間同じ体勢でいたりすると流れが滞ってリンパ節に老廃物が溜まってしまいます。
この「コリ」をほぐして改善するのが、リンパマッサージの役割です。
体内にはワキの下や脚の付け根、頸、首などいたる箇所に大きなリンパ節がありますが、中でもリンパ節が集中しているのが「鼠径部」。
鼠径部は恥骨の左右外側であり、股間の主要部分を占めています。
ここを股関節のキワまで入念にマッサージし、リンパ液の流れを良くするのが「ディープリンパ」施術です。
だからあんなに気持ちいいんですね。
ぬるぬるのオイルにまみれた紙パンツ一丁の股間を、セクシーな衣装に身を包んだセラピストが揉みほぐしてくれる至福のひととき…
これこそ、出張マッサージの醍醐味です!
ディープリンパ施術の体位
うつ伏せカエル足
うつ伏せになった男性の片脚を曲げ、セラピストがその状態で股間節を揉みほぐしていきます。
このとき、男性の格好がカエルのように見えることからこう名付けられています。
四つん這い
この体位は、大抵の男性にとっては恥ずかしいポーズですが、鼠径部にアプローチしやすいため、しっかりとマッサージして欲しいときにはぴったりです。
一般的には、セラピストの手が局部に当たってしまう「事故」が起きやすいポーズともされているようです。
側位(そくい)
男性が横向きに寝て、下の脚は伸ばしたまま上側の脚だけを折り曲げる体勢です。
セラピストは腰に密着する姿勢で股間から手を入れて、お腹の辺りをトリートメントします。
鼠径部と腹部を同時にマッサージされるため、かなりリラックスした気分が味わえます。